電波党 党首の自伝

治身粉納入。
決めたからには迅速に行動。
目標を決めてもそれに向けて行動を始めるのは遅い会長だが、今回ばかりは違う。
何しろ、

ちょっと切羽詰ってる

ためであり、加えて、新参者キャンペーンとかで勲功の上がり具合が少しいいらしい。
この機を逃せば、またずぶずぶと

大人になりたくない症候群

が再発することであろう。

さて、治身粉を作るためにはフクジュ草、弟切草、山椒の実が必要である。
全て薬師は自分で採集できるものであるが、妻に恵んでもらった貫で、少しはお金がある会長としては、ささって購入して済ませてしまいたいものだ。

って、８００文～～～～！？

某神主が、さくっと火矢を４０００本購入→納入で勲功あげている姿を見ていた私としては、これはちょっとという金額である。
仮に4000個購入したとして３２０００００文＝３２００貫＝会長にとって天文学的数字であり、ジンバブエの国家予算に相当すると思わせる数字であり、3200貫持ってレクサスに行けば＋αのVIP待遇してもらえるのではないか、という数字である。

0.5秒で購入納入を諦めた会長が次に考えたのは材料購入→作成→納入プランである。

「丹を作れねば薬師にあらず」
とまで言われる厳しい薬師道において、生産修得は極めて大事であり、これを得られつつ昇進までできるこのプランに会長は身震いさえした。

さっそく材料の値段を確認すると、フクジュ草＝１００文×４＝４００文（治身粉４個相当分）。
うむ、よしよし、次は弟切草･･･････････････・・・・・・・・・・・・・・・ん？

売ってない！？

どこをどう探しても売っていない。
あとで知ったところによれば、弟切草は富山でしか買えない。らしい。
しかも３００文／個という話だ。
とするとフクジュ草と併せて治身粉１個あたり４７５文かかる計算であり、富山までの往復を考えるに・・・まぁ、どうでもいいや。とにかく採集。

まぁ、経過は省いて、治身粉５００個余り納入。与力試験はっせ～い。

指令１：「が」のつく国で修験者を探せ！
→ターゲットは「駿河」「伊賀」「相模」「加賀」
→伊賀だったら敵国でイヤン（はーと）だったけど、無事に相模で発見。

指令２：「このシャベルで根っこ（鬼葉蘭の根）を掘ってくるだ」
→信濃の諏訪湖に行って掘ってくる。★印（信濃ほール）

　　　　　　道　　　　
　　　　　道★道　　
　　　　道湖湖　道　
　　　道湖湖湖湖道　
　　道　湖　湖湖　道

指令３：「掘ったそいつを職場の本草学者に持っていくだ」

というわけで、無事に与力になったのだ。
堀内氏久隊　右中備副将　アイテムは降魔の弓

弓持った薬師ってのも、いいものだ。

話が長い割には中身が無い。

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